同一レイヤに同一線色・線種で重複して作図されている要素を1つにします。
例えば、「□」コマンドで下図のように3つの長方形を作図したとしましょう。

「消去」コマンドで中央の線を右クリックしたのに…消えない
(中央の線は長方形の辺が重なっていて1本は消えても、もう1本あるから消えてないように見える)
あるいは、「消去」コマンドで上の水平線を右クリックしたら…

…消えたの右半分だけ?
(長方形を2つ並べてたため、この線は1本に見えても別個の2本の線)
---というような(思い違いによる)「あれ?おかしい?」が解消されます。
また、要素数が減るわけですから、ファイルサイズ自体もコンパクトになりますし、重複している要素数によっては、再描画の時間も短くなることもあります。
では、すべてのレイヤが編集可能になっている前提で、以下にデータ整理の手順を説明します。
1「範囲」コマンドを選択
2コントロールバー「全選択」ボタンをクリック

3すべての要素が選択色になるので、「整理」コマンド(またはメニューバー[編集]ー「データ整理」)をクリック

4コントロールバー「連結整理」ボタンをクリック
※「重複整理」は、同一レイヤに重複して作図された同一線色・線種の線、円、円弧、実点、ソリッド、同一文字種(サイズ)・フォント・色で同一の記入内容の文字列、寸法図形を1つにします。
「連結整理」は、「重複整理」の機能に加え、同一レイヤに同一線色・線種・同一角度で作図され、その片端点を同じくする線(切断された線など)どうしも1本に連結します。
データ整理が行われ、画面左上に減った要素数がー(マイナス)数値で表示される

-----obraclub.com-----
この記事へのコメント