「測定」コマンドの「面積測定」で、短い線分の接続点を順次右クリックしていくことで、曲線内部の面積を測定できますが、かなり面倒な作業です。
「外部変形」コマンドに用意されている「座標面積計算」を利用すれば、もっと容易にできるかもしれません。
本来、「外部変形」コマンドの「座標面積計算」は、作図された敷地図の(座標計算による)面積表を作成することを目的とした機能です。200本以内の連続した線分による閉じた図形内部の面積を出すことができます。
Jw_cadの曲線を構成する短い線分の数が200本以内であれば、以下の手順で「座標面積計算」を利用して、その内部の面積を出すことが可能です。
1メニューバー[その他]ー「外部変形」を選択する。

2「ZAHYOU.BAT」をダブルクリック。

3コントロールバー「面積表作成」ボタンをクリック。

4面積測定の対象の曲線を右クリック(連続線選択)で選択する。
※4の操作の代わりに選択範囲枠で囲んで選択してもよい
5コントロールバー「選択確定」ボタンをクリック。

6コントロールバー部分に操作メッセージ「座標原点の位置指示」が表示されるので、作図ウィンドウの適当な位置でクリック。

7 操作メッセージ「No.1座標…」が表示されるので、作図ウィンドウの適当な位置でクリック。

8操作メッセージ「No.2計算する…」が表示されるので、作図ウィンドウの適当な位置でクリック。

9面積表の書込位置として、作図ウィンドウの適当な位置でクリック。

10「敷地名称」ボックスが表示されるので、何も入力せずに「Enter」キーを押すか、作図ウィンドウの適当な位置でクリック。

11以降、操作メッセージが「レイヤ指定…」になるまで、何も入力せずに「Enter」キーを押すか、作図ウィンドウの適当な位置でクリックして進む。
12「レイヤ指定…」ボックスに面積表を作図するレイヤ(何も作図していないレイヤがよい)の番号を入力し、「Enter」キーを押す。

※面積確認後、表を非表示にしたり、消去したりしやすいよう、何も作図されていないレイヤに表を作図する指定をします。
13下図の表示に変わるので、何も入力せずに「Enter」キーを押す。

14面積表が作成されるので、作成された面積表の最下段を拡大表示する

敷地面積として、曲線内部の面積が記入されています。
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